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2013年08月

「暑さは克服できないんだから」新聞記事より

今日からまた非常に暑い日が続くとの予想。
仕事柄、特に暑さ寒さのニュースは気になる。

7月3日の朝日新聞夕刊に「暑さは克服できないんだから」という見出しの、ノンフィクション作家星野博美さんの書いた記事が、印象に残っている。

星野さんが以前暮らしていた香港と、東京の人々、社会の暑さへの向かい方を比較している。

以下引用******

「・・・香港の夏は、東京のそれより厳しかった。近所のおじいさんは本物のパンツ一丁で歩き、労働者の兄さんたちはランニングシャツを乳首までまくり上げ、腹と入れ墨丸出しでバスや地下鉄に乗っていた。
・・・・
汗や外見のだらしなさを恥じないことや、炎天下では極力行動せず、明け方や夕暮れ以降に街へ繰り出し、だらだら、どろどろ、たいがいに過ごすことだった。」

「・・・東京の夏を辛く感じ始めている。辛いのは暑さより、暑さを克服しようとする文化なのだと思う。

腐臭のしない露地。清潔な衣服を身にまとい、酷暑の中でいつも通り勤勉に働く人々。ドラッグストアの店頭でおどる制汗、即感クール、デオドランド、涼感、崩れにくい、皮脂吸収、の文字。虫来るな、汗出るな、臭うな、日に焼けるな、化粧は崩れるな、といった「夏は拒否!」のメッセージ。」

*****引用ここまで

わたしが夏休みに南の島に行きたいと思うのは、化粧もせず、ズルズルの洋服を着て、だらだら過ごせるからなのだ。
(だから泊まるのは、高級リゾートホテルではなく民宿である。)

これだけ暑い夏になってしまった今でも、清潔にして、きびきび過ごさなければいけないと、わたしたち自身がとらわれている気がする。


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